
アスベストは年を追うごとに法律の改正により規制が強まっていますが、これに伴い中古住宅の売買において使用の有無に関する調査も必要不可欠な存在になっています。基本的に、2006年に建設されたから調査が不要ということはなく、2020年には事前調査方法の変更が行われています。アスベストは石綿と呼ぶ建築材料の一つで石綿含有量が重量の5%を超える場合、吹き付け作業は禁止されました。これは1975年の特定化学物質など障害予防規則の改正によるもので、5%未満の場合であれば吹き付け作業は許容されていたといった内容を持ちます。
仮に購入する中古住宅の築年数が1975年前後となったときには、アスベストが使用されている確率が非常に高いので調査は必須です。1986年にはILO石綿条約の採択が行われましたが、白石綿はクリソタイルと呼ぶもので管理使用の対象としてクロシドライト(青石綿)の使用および吹き付け作業の禁止になりました。しかし、日本の中では使用および製造が行われていたなどの歴史があります。1995年の労働安全衛生法施行令が改正となったとき特定化学物質など障害予防規則の改正が行われました。
このとき、アモサイト(茶石綿)やクロシドライト(青石綿)などの製造・輸入・譲渡・提供・使用、全てが禁止となり石綿含有量が1%を超える場合の吹き付け作業も禁止です。ただ、1%以下での作業や白石綿の使用は認可されているなどからも、この時代に建築された建造物もアスベスト調査は欠かせません。アスベストの調査のことならこちら
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